4月6日(水)大震災 27日目

 午前中は、石巻市東部支所と東浜小学校避難所へ。被災地での仮設住宅建設、ガレキの撤去は緊急の課題だと痛感した。また、沿岸漁業復興プランも、海のガレキ撤去を漁業者に委任し収入とし、協業を中心とした対応が必要であると思った。午後からは諸手続きのためNTTドコモをはじめ処理を行い午後6時から市役所401会議室で「石巻市議会東日本大震災対策会議(第1回)」が開催された。阿部議長の進行で、亀山市長が「5,252名の死者・行方不明者が出た。石巻市だけで阪神淡路大震災を超えるような勢いだ。いろいろ対応しているが、26日経過しても18,602名の避難者がいる。社会インフラ整備がされていない中で、議員の皆様方には地域で活動していただき本当にありがとうございます」と挨拶した。
 協議事項(1)東日本大震災の被災状況等について、菅原総務部長から石巻市被災状況等は死者2,482名、行方不明者2,770名、避難所145ケ所に18,602名が避難している。石巻市の停電状況と今後の復旧見通し、水道の復旧状況について、被災学校の移動計画について説明があり、私が皮切りとして仮設住宅建設、電気・水道の見通しについて伺い、時間を超過しながら意見が続出した。特に、仮設住宅をはじめ宮城県の対応の遅れを指摘する場面がいくつも出た。さらに仮設住宅をめぐっては、中国から5,000戸の提供の話題と実現すべきなど現時点で337戸にとどまっている歯がゆさに意見が集中した。スピード感を持って、今こそ政治の役割を発揮すべきだ。そのほか、ゴミ、ガレキ撤去、汚泥撤去作業、消毒や街づくりのグランドデザインをどう考えるのかが出た。亀山市長から2次避難に1週間程度の「お試し制度」、復興対策室の設置を明らかにした。続いて(2)石巻圏域県議会議員と2市1町議会議員との情報・意見交換について、日野議会事務局長から資料の通りであると報告があり全員了解しましたと。その他では、川開き祭りの開催について疑問視する声が出て、亀山市長からいろいろな意見があることは承知しているが物故者の供養と復興ということからと答弁があったが、この時期の決定はどうかなど反対意見が根強かった。終了後、各常任委員会が開催され、所管事務調査について送球に対応することで終えた。8時過ぎの帰りの車は、湊・渡波が停電状態なのでとても寂しい。何とか復旧・復興へと努力したい。

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