1月16日(土) 感謝

無事に葬儀告別式を終えることができたことに感謝したい。人生は逝く河の水のごとく、時は刻々に流れてまた還らず、「この日すでに過ぎぬれば、命もまた随って減ず、少水の魚のごとし」だ。法要で般若心経に加え『修証義』が読経された。第1章の総序は、第2章以下の総隊的な序文で、生死を明らかにすることが仏教の眼目であると。受け難き人身を受け、逢い難き仏法に逢うことのできたこの尊い命を無常の風に任せるようなことなく、最善を尽くさなくてはならない。それには、過去・現在・未来の三世にわたる因果応報の道理をよくわきまえ、いやしくも道をあやまることがあってはならないであり、第2章から第5章の行持報恩まで続く。いづれ、「生を明らめ死をあきらむるは仏家一大事の因縁なり、…」生と死を考え、ひたすらに感謝する日でした。

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