5月4日(水)大震災 55日目
致知6月号が届いた。今月号の特集は「新生」である。東日本大震災の被害が日を追い様相が明確になるにつれての深刻度合いが増し、わが国が幾度となく歴史的に見ても国難に襲われ乗り越えきた。今度も新生へのエールだ。先人たちに学び、この国難を乗り越えることが、犠牲に遭われた人たちへのせめても供養であると。これを古来より先祖が大事にしてきた伝統的精神(勤勉・正直・親切・誠実・忍耐・克己・感謝・報恩)を気づかせてくれ、真の復興・新生はそこから始まるという。
さて、市民要望に答えるべく市民課や福祉部、産業部など関係部局を回り要望活動と同時に10時から自民党石破代議士をはじめ現地視察のラッシュで民主党や国の復興会議のメンバーなど対処の資料づくりで忙しさに拍車を掛けていた。議会事務局に寄り、連絡をいただいていた件でまた活動へ。
その後、忙しい合間に元教育長阿部和夫先生を訪ね懇談した。歴史を学とし昨日読んだ「三陸海岸大津波」(吉村昭)の話から「大海嘯被害録」など貴重な資料を見忙中閑あり、あっという間に時間が過ぎてしまった。東日本大震災で桃浦の洞仙寺が達磨落としの如く屋根だけ残る甚大な被害を被ったが避難所として使うはずが八巻導師様が留守のため施錠してたので荻浜小学校に住民が避難し難を逃れたのも仏のご加護かもしれないなど。いくつものドラマなど話題も豊富だった。(本当にありがとうございました)その後、連絡がつかなかった人に偶然会い、これもそれぞれのドラマを伺うことができた。汚泥やガレキ撤去、仮設住宅に加え、今後の復興へと課題は山積している。英知と伝統的精神を発揮し課題解決へ進もう。