5月10日(火)大震災 61日目

 妻と石巻霊園へ行く。震災で思った以上に墓が移動したり戒名碑が倒れたり被害を被っていた。その後、驚くような村井宮城県知事の「養殖漁業権を開放する特区制度を創設しようとするもの」で電話をいただき、漁業者をサラリーマン化しようとしてどうするのだと、早速真意を聞くため宮城県漁協を尋ねると会議だった。本庁に戻り10時半過ぎ、漁業担い手確保のためにも荻浜地区の新区長である豊嶋さんと江刺さんと建設部へ行き仮設住宅など要望をしてきた。11時からは北村副市長に内容を話し続いて移動前の亀山市長にもお話さていただいた。その後、議会事務局に寄ると亀山市長の女川原発容認発言の記事と議員らになんら相談も無く水道企業団関係の記事で憤慨していた。新聞も水道、電話もまだ来ていない中で改めて村井知事の記事から順に読んだが、唐突なことで同僚議員のように憤慨した。ましてや、女川原発は私の家から5キロ圏内だ。住民も福島原発事故で神経質になっているところでデリケートな問題でもある。想定外を想定している米国の原発のようにリスク管理や国の基準をクリアしてもまだ問題がある。厳しいことを話しているものの本人の意図を超えるように取られないように発言すべきだ。
 午後からは石巻商工会議所で株式会社ロックオン岩田進代表取締役岩田進さん、ビジネス・コンサート中島武史さんらと懇談会、有意義な時間を保ててた。手首にしてるみんなでしているミサンガ(オレンジは太陽の町石巻、青は海、白は米をイメージ)などこれからの復興対策で話が弾んだ。がんばりましょうとしめくくった。夜は区長さんと地元をどうするかで意見交換。

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