5月21日(土)大震災 72日目
朝、雨が降っていたが止み、暑いくらいに陽が照りだした。朝の雨で、新緑が一層青々しく山々が荻浜小学校校庭を包んでいる。9時半、爆竹が鳴り、児童13名が元気に入場した。被災地である小学校が所在する桃浦は62世帯中、2世帯を残し全て流された。本来であれば19名の児童が行進するはずだったが転校を余儀なくされ13名となった。開会宣言で「平成23年度 荻浜小学校創立30周年記念大運動会を開会いたします」で児童を取り巻く保護者の方々はもちろん地域の方々、ボランティア団体、日赤医療チーム、来賓の方々。松浦校長先生から創立30年記念の節目で大震災後最初の運動会が地域や石巻市の励みとなるように取り組んでいたので児童の皆さんも力っぱい発揮して欲しいと挨拶し応援合戦から演技プログラムがスタートした。
PTA会長、私、荻中校長、東小校長各行政委員さんや荻中・東小PTA会長さんが来賓で荻浜支所とまだ開始していない荻浜保育所から出席がなく残念だった。久しぶりに元PTAの仲間のチームで荻小30年メモリアル玉入れで準優勝、綱引きでも準優勝、荻小SASUKE2011で走った。地域一帯で、NHK、共同通信、地元紙などマスコミも大勢、いい汗をかいた。大笑いが校庭から聞こえ、本当にいい雰囲気で時間を過ごさせていただいた。あっという間に1時過ぎ、終了後は現実に戻りつつ地域を衰退させない活力ある元活石巻のためさらに汗をかく、決意を新たにした。