6月1日(水)大震災 83日目

 肌寒いような朝だったが、衣替えだ。4月・5月の2ヶ月間休漁としていた宮城県漁協は今日から解禁だったが、ガレキ撤去作業、と風で海が荒れ出漁はしなかったようだ。県内33支所は出漁を見合わせたようだが、七ヶ浜など釣り船などは出漁した。水産と言えば、常に話していたファンドのような支援スキームについて手をあげ記者会見したという連絡が入り意見を求められた。記者会見は、『木の屋石巻水産の木村隆之副社長ら水産加工業者と、コンサルティング会社、船井総合研究所が運営し、農産物の宅配事業などを展開している「にんげんクラブ」が連携して、全国から会員を募り水産物の宅配を行う社団法人「三陸海産再生プロジェクト」を設立。東日本大震災の影響で、石巻市を含め三陸地方の多くの漁業者は船や漁具などを失い、漁ができない状況が続いている。水産加工場も壊滅的被害を受け、操業への道のりは遠い。そこで会費を集め、漁業者に漁再開の資金を提供し、漁獲した魚を会員に宅配する事業震災後の水産業再生に向けスタートした』ようだ。ホテルでの記者会見は、大漁旗など用意しロケーションを大事にして欲しかったが、ワンステップアップすることはいいことだ。
 お昼に朝日新聞菅沼栄一郎記者と待ち合わせ、宮城県漁協へ、県漁協が集計した組合員アンケートで漁業再開の意欲が壊滅的被害を受けた雄勝町で800人中約8割の632人が廃業を考えていることで雄勝湾(伊藤憲章支所長)、雄勝町東部(阿部貢支所長)と会い、宮城県職員と挨拶、遅い昼食を取りながら懇談した。その後、雄勝湾阿部賢市朗運営委員長とお会いし、荻浜地区の半島部ガレキ処理の件などお会いした。

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