8月6日(土)大震災 149日目

被災地では、東海テレビの報道で怒り爆発だ。岩手県では『東海テレビ放送(放送エリア:愛知県、岐阜県、三重県)「ぴーかんテレビ」において、本県産米を汚染米とする不適切な静止画が23秒間放送されました。放送内容は、米農家が長年大切に育てあげブランド化してきた努力を踏みにじり風評被害をもたらすとともに、なにより東日本大震災津波からの復興に全力をあげて取り組んでいる本県を誹謗中傷するものであり、本日、岩手県知事から東海テレビ放送株式会社あてに抗議文を発出しましたのでお知らせします。』と抗議文を出し、東海テレビは謝罪に岩手県や農協中央会を訪れた。誤って放送したことも悪いが、日常テストのテロップで悪ふざけしていることが一生懸命生産している人への冒涜である。謝罪すれば済む問題ではない。
 さて、9時半から石巻専修大学で石巻復興支援ネットワーク主催の市民ボランティア向け講演会に出席、兼子佳恵代表のあいさつ、亀山紘市長祝辞の後、「仮設住宅でのひと工夫~市民・ボランティアの力で孤立を防ごう~」と題し内閣官房震災ボランティア連携室企画官田村太郎氏の講演。自宅再建・避難所から仮設住宅→復興住宅・遠隔避難から移住で人が抜けていくコミュニティである。仮設住宅の全体像・課題・支援について各種仮設住宅の写真と阪神淡路大震災での体験をもとに仮設住宅の支援事例を紹介した。第二部はパネルディスカッションで、田村さんをコーディネーターに、パネラーは、石巻専修大学学生部長佐々木万亀夫氏・認定非営利活動法人ジェン岸和田ひとみ氏、つなプロ県北エリアマネジャー渡部慶太氏、NPO法人オンザロード堀之内哲也氏がこれまでのボランティアの取り組み支援についてや今後の仮設住宅への取り組み課題についてニーズアセスメントなどの取り組みが紹介され、会場からの質問で、小規模仮設住宅への取り組み・リーダーの選び方・個人ボランティアの受付・伝える力(ツイッタ―)により人・物がスムーズに移動できる仕組みなど話された。結びに仮設住宅でこれから起こることは特別なことではなく10年後の日本の縮図だ。先の社会を取り込み、市民社会、NPO,行政とどういう石巻をつくっていくか。これからの復興に長期戦ですので長く力を注いでいけたらと締めくくった。
 夜は、若手の漁業後継者と懇談会、久しぶりに楽しい未来を語れた。

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