8月12日(金)大震災 155日目
「混沌に息づく 禅の極意」板橋興宗(春秋社)を読む。混沌とは天と地の未だわかれる前の状態をいい、人間は自分たちの都合が良いか悪いかの価値判断をして善いか悪いかをいうが考えさせられる内容だ。最近、道元をはじめ東日本大震災の犠牲者の追悼に行き、禅関係や宗教関係、哲学を読む機会が多い。根本を問いながら復旧・復興へ全力を費やしたい。
さて、明日から初盆を迎える前に焼香したいという母の思いもあり、妻と3人で親戚で合掌、それぞれ3.11の東日本大震災時の生々しい様子を伺いながら1日を過ごす。夕方、同級生でライオンズクラブで活躍の阿部浩君から連絡をいただき、株式会社 金馬車(茨城県日立市幸町2-1-10 )の代表取締役社長 高濱 正敏さんが、ライオンズクラブ国際協会333複合地区ガバナーの縁で、水戸市酒門町の元看護師さんで78歳の岡崎良子さんが東日本震災で家族や友人を亡くした人に届けたいと陶芸のミニ地蔵と手書きのメッセージを添えたミニわらぞうり各100個を作成したのを届けたいということだった。我が家に戻り、お会いし金馬車のみなさんから岡崎さんの作成した慈愛に満ちたミニ地蔵とミニわらぞうりを10セット受け取った。阿部君は、妹さんと甥っ子さんを亡くし同級生を思いだし連絡してくれて、本当に感謝だ。追悼地蔵に一つひとつ思いを込めて作成した岡崎さんの思いが伝わってくるようだ。本当にありがたい!