1月1日(日)大震災 297日目

 家族そろって穏やかな暖かな年を迎えることができました。朝食で昨年の未曾有の大震災により妹、甥っ子達、従兄や親戚など多くのものを失い家族だけの年越しから新しい年を迎えたことの挨拶を行った。その後、元旦の各新聞の特集号に目を通した。河北新報社の『「東北再生へ 新産業を創生」 河北新報社、自立的復興へ提言』と題し、復興へ3分野11項目からなる提言に注目した。6県による自立的な復興をリードする広域行政組織「東北再生共同体」の創設を呼び掛けているほか、被災地での独自のまちづくりや創造的な産業興しなどの分野で、具体的プロジェクトを掲げた。東北一体の再生という視点を重視し、被災地の報道機関として自治体などの復興計画をより推進させるため、大胆な発想で「災後」の東北像を示し、提言は、全体の考え方や基本理念をまとめた序文と「安全安心のまちづくり」「新しい産業システムの創生」「東北の連帯」の各分野に集約される11項目で構成される。特に、世界に誇る三陸の水産業振興は、漁業者主導の6次産業化展開をしっかりと構築したいとじっくりと考える時間だった。
 午後からは、菩提寺である吉祥寺に挨拶に行き、禅について懇談させていただき心が洗われたようだ。書の習い方、板橋興宗さんの話や道元など話題も豊富だった。特に今月13日には亡き祖父の3回忌などの法事をお願いしていたので再度確認した。夜は、復興元年にふさわしい活動を実施する計画、高台移転や生業再生など1年の計は元旦にあり、しっかりと対応する決意だ。

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