1月19日(木)大震災 315日目

 石巻商工会議所浅野会頭からも連絡をいただいていたが、石巻市震災復興基本計画での復興の基本的な考え方の土地利用で津波の多重防御策の1つとして石巻漁港背後地に計画する高盛り土道路について、市内の水産加工業者らでつくる石巻水産復興会議は、水産加工団地の再生計画に支障が出る恐れがあるとして、盛り土をせずに防潮壁の建設にとどめるよう市と県に要望書を提出した。昨年12月の石巻市議会第4回定例会の私の一般質問の中で、地区別整備方針の中で西部市街地復興側は東西の盛り土に加え南北道路があるが、東部市街地復興整備側では、日和大橋から加工団地北側を東西に走る県道石巻女川線の高盛り土道路として整備し津波被害を防ぐ計画だが南北道路はじめ加工場再建をどう対応するのか、南北方向の道路との交差部をどう考えるのかについて明確な答弁ではなかった。今回の反対は当然ながら日常的に通行に不便をきたす恐れがあり現実的ではない。そこで、整備費が安く工期も短くてすむ防潮壁を中央分離帯に建設し、遠隔操作で開閉できる門扉を交差部に設置するよう、市と県に要望したものだ。
 できるだけ早期に住民とコンセンサスを得られるように現実的なものとしていきたい。

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