3月12日(月)水産業復興

 村井知事が定例会見で、震災から1年を経た中で、「住まいと雇用の確保を最優先に生活再建のための施策を矢継ぎ早に打ち出す努力をしたい」と復興への決意を改めて示したと報道されたが、まさに雇用の確保、生活再建は早急に対応しなければならず、土地買取費などポイントなる。宮城県漁協石巻市東部支所を訪ねたが、仲間達が生業である水産業復興へその目標が示されず、さらにがんばる漁業支援・養殖支援が使いづらいと嘆いていた。ガレキ処理も今月21日で終了するが、その前に次の策を示す必要がある。ワカメ漁も価格面等で苦戦気味、二重債務問題や漁港など課題は山積している。古巣なだけに何とか知恵を出し対処したい。
 夜、「復興に命をかける」村井嘉浩(PHP)を読む。第3章豊かな将来をつくるための復興ビジョン【復興のポイント②水産県みやぎの復興「競争力のある水産業の形成」で述べられているように、六次産業化、つまり「採る・作る」だけから「加工・販売」まで考えた漁業経営を目指すこと新しい経営態の導入など同感で、これまで主張してきたことと一緒だ。主人公である漁業者の繁栄、生業としての確立を図っていくことが使命だと思った。限界集落にならぬように。

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