10月25日(木)愛媛県松山市公営企業局

 グリーンリッチホテルロビー8時40分集合し、広島駅-広島港、高速艇で松山観光港、ホテルJALシティ松山に寄り松山水道管路管理センター(松山市公営企業局)に1時20分着。
 議員研修視察で、松山市公営企業局竹田正明総務課長さんの進行で、津吉不二夫管理部長さんに歓迎と概要について挨拶をいただき、私から3つの感謝を行い出席者紹介し視察項目である(1)水道事業経営について竹田課長から概要説明、宇野一生企画総務課主幹から松山市公営企業局集中改革プラン(15年度を起点とする10年間の「経営基盤改革への基本計画」)でDBO導入によりVFM(財政支出に対して最も価値の高いサービスを提供する)で効果を出している。経費節減等の財政効果、「供給単価」と「給水収益に対する職員給与費の割合」、有収率、自己資本構成比率等を集中と選択によるハイパフォーマンスを目指して経営改革に取り組んでいる。津吉部長から浄水場外運転等管理の民間委託について浄水場外運転等管理のアウトソーシングに伴う人員削減は、28人から7人(モニタリング)、対象施設264箇所、市之井浄水場外運転管理委託(包括的民間委託)の拡大を説明いただき、菊池嘉一水道サービス課主幹から松山市における水道料金等徴収業務委託について、検針・収納(滞納整理)・臨時検針・電算業務を初年度に一括で業務委託を民間企業に同規模都市の中で全国初の試みを行った。平成15年度に21人いた職員が16年度に6人、17年度から0人になり年間68,147千円の削減となり、お客様サービスの向上(営業時間の拡大)などのメリット、デメリットは、技術など関連知識喪失の懸念、セキュリティ問題(個人情報等の外部流出の懸念)があげられた。細川幸英水道管路管理センター長から、昨年東日本大震災で当市の蛇田浄水場や被害状況をお話しいただき、防災対策の取り組みとして「水道ビジョンまつやま2009概要版」、地震対策マニュアル(初期活動編)骨子、危機管理における松山市災害対策本部と水道対策本部の概念図、松山市公営企業局水道管路管理センターについてパワーポイントで説明いただいた。センターは、逆風の中、平成22年9月29日着工5つの機能を有し水道管路棟1,033㎡(199百万円)、倉庫棟1,026㎡(136百万円)、自家発電装置12百万円の347百万円の工事費で平成23年8月22日完成している。休憩を挟み施設内を見学、マッピングシステム、倉庫棟など詳細に説明いただいた。会議室に戻り、長倉石巻地方広域水道企業団議会運営委員長から御礼のご挨拶、閉会。
 夕方は、同僚と坂の上の雲ミュージアム、萬翠荘秋山兄弟生誕地、道郷温泉等見学した。夜、石巻市の地震対応について協議した。朝・昼と日野局長から議会対応について電話連絡を取り合った。真の改革について改めて考える機会を得た。

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