3月15日(金)愛語

 震災直後、震災現場を歩き折れそうな心と喪失感の市民に「和顔愛語」と筆で書き活動してきた。「開祖随感」庭野日敬著に、人の運命を変える愛語がある。『愛語というは、衆生をみるにまず慈愛の心を発し、顧愛の言語をほどこすなり」と道元禅師は言われます。いつくしみの心で相手とひとつになって、相手を安心させてあげる言葉が、愛語です。自分と相手との隔てを取り払った愛語は、人の運命をも変える力を持つと道元禅師はおっしゃるのです』がある。改めて大切さを感じる。
 さて、9時から金融機関支店長さんと懇談し復興への金融機関団としてのノウハウ活用などその大切さを感じた。議長室の戻り10時からは産業建設委員会が開催された。労働費の生涯現役・全員参加・世代継承型雇用創出事業費で暫時休憩、地域活用普及事業ほか4事業に集中し資料提出が求められた。平成24年度4事業(企画部・雄勝総合支所・産業部水産課・同部商工観光課)、平成25年度5事業(企画部・雄勝総合支所・産業部水産課・同部商工観光課・同部商工観光課)の資料が提出され説明があった。
 11時35分、大川小学校遺族会の佐藤さんとお会いした。本日発売のフライデーをお持ちいただき『空白の51分 悲劇の大川小学校「教育委員会が隠蔽した児童の証言』が池上正樹ジャーナリストが記載した記事を読んだ。『消された「山さ逃げよう」』、結びにあるように『真実はどこまで解明できるのか。世界中が注目している』だ。それにしても、市議会で付帯決議された3項目の中で、遺族との話し合いが6カ月経つが1度も持たれていないという。佐藤さんに教育長に口頭で申し入れることを約束し、直ぐに教育委員会へ行き境教育長に伝えた。
 午後からは、来訪をいただき、桃生町永井仮設住宅の方からは懇談と仮設カラオケがミヤギTVで放映されたDVDをいただいた。話題も復興関連から多岐にわたった。産業建設委員会は、これまでの3常任委員会と異なり、土木費道路橋りょう費でも質議が続き4時近くまで要し全議案可決した。3時には、柳田総務部長ほか追加議案の説明を受け、補正と県の住宅支援が来週決まればさらに追加も発生する。非常時、臨機応変に対応したい。5時半からは、懇談会。 

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