6月23日(日)カンタータ大いなる故郷石巻
石巻市総合体育館に向かう。昨年9月30日石巻市羽黒会館でカンタータ 大いなる故郷石巻実行委員会設立総会を開催し、「震災の心のケアに文化が不可欠だ。議会も精一杯協力していきたい」と当時顧問として力強く震災からの希望となれるように御挨拶させていただいた。会場は、混んでいたが、小杉太一郎 作曲、石島恒夫 作詩/構成「カンタータ 大いなる故郷石巻」は、1973年(昭和48年)の初演から、石巻市において10年毎に上演されており、会場はこれまで石巻市民会館が使用されてきたが、施設が被災したため今回は場所を変えて行われた。
公演の第Ⅰ部では2010年のSalida調査活動により、楽譜の発見に至った、小杉太一郎 作曲「交響楽」が本邦初演されることとなった。“June 9.1953.”と完成日が書き込まれている、この作品が、まさにちょうど60年の時を経て、石巻の地で甦った。第Ⅱ部は第1楽章「日高見」、第2楽章「たたら火」、第3楽章「雄図」、第4楽章「祝祭」の構成となっていた。今回は、東日本大震災復興記念事業、開会に先立ち実行委員長の西條充敏さんが「400年前の1613年、月の浦から出帆したサン・ファン・バウティスタ号と2年前の震災を乗り越えた」御挨拶でスタートした。何とか希望となっていただきたい。