7月9日(火)ルール

 朝、地元紙を見てビックリ「大川小自己検証委 津波への認識甘さ指摘」と掲載されていた。石巻市は、東日本大震災で死者・行方不明者で約4,000名の尊い犠牲が起こっている。とりわけ、小中学校での犠牲者は大川小学校以外にもいるが、問題は本本来安全であるべき学校管理下での被災が他と違う重要な問題だ。学校保健安全法は、01年大阪教育大付属池田小乱入殺傷事件を機に09年4月に学校保健法を改正し施行し地震や火災などを想定したマニュアル整備づけで全国の多くの学校が「児童引き渡し基準」を作成した。宮城県では当時、今後30年の間に99%で起きる宮城県沖地震で津波まで対象としている。いづれ、指摘したいことは、多くの学校がこの「引き渡し」ルールを実践していた。これにより、釜小は、保護者と帰った児童約30人のうち12人が死亡、4人が行方不明など引き渡しが行われことが裏目に出て議論されたがこの引き渡しルールの名称さえ知らない保護者がいる事態問題で認識等の問題ではない。安全であるはずの学校高管理下である。トップが自然災害の云々では話にならない。長男を自家用車に乗せ当時大川小3年生の次男を迎えに行った妹は、このルールが適用されていれば「引き渡しを受け」逃げていたのかもしれない。なぜ、第三者委員会に求めたのは隠蔽や信頼関係のない市教委と遺族の溝を真実を明らかにすることで埋めることだ。津波の高さ時間、波の方向当日の雪、アンケートなど溝をさらに深く掘っている。自然災害ゆえに不可抗力とでも導くのか、生き残った教務主任に聞き取ることもキーポイントだ。
 さて、今日も暑い中だったが、地元で新たに居住する方が地鎮祭を行った。終了後、我が家で懇談した。人口流失の中、最後に必要なのは民活か。守るべきルール、時として変化に対応することも忘れてはならない。
 夜は、地元新生プロジェクトの関係で明日、ボランティアや地蔵様の改善のための懇談。

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