7月29日(月)総理視察
日本経済新聞の38面に『来れ漁師 被災地切実』の記事が掲載されていた。地元桃浦の甲谷区長さんが「漁師学校」実行委員長を務め筑波大学貝島桃代准教授が教材となる冊子を製作していることが紹介されていた。限界集落ともなりかねない切実な問題で、高台移転も当初、私が聞き取りした段階から市行政の遅い対応で5分の1以下に減少して由々しき問題となっている。折しも、安倍晋三首相が本日、石巻市に来て、入居が始まっている復興公営住宅や8月2日に開所する開成包括ケアセンターを視察した。入居が決まっている復興公営住宅を見ることより、未だに進んでいない課題、現地視察が重要だ。報道によれば、安倍首相は「復興が進んでいることを実感できた」とコメントを語り、今後も継続的な国の支援を約束したが、進んでいない課題に国の支援をどうすればよいかが被災者に希望を与えるのではないか。
続いて、開成包括ケアセンターは、保健、福祉、医療、介護の多種目連携を図り、被災者の健康を支える拠点について、将来的には国が進める地域包括ケアシステムの実現を目指する県内初の取り組みでは、「すばらしい試みであり、被災者に寄り添う形だ」と仕組みを高く評価したようだ。これまで国とのやり取りを積極的に取り組んできた笹野副市長の成果だ。
さて、障碍児と共に歩む会の事務局と法務局で登記関係の仕事として申請を行った。問題課題をしっかり表し、どう対応すべきかスピードを上げ希望を持つようにしていきたい。