8月6日(火)決断
気仙沼市菅原市長は、東日本大震災の津波により打ち上げられた漁船について、保存する方針を市民へのアンケート調査で70%近い人が「保存する必要はない」と回答したことで、震災遺構としての保存を断念する考えを表明した。石巻市は、門脇小学校校舎を解体する方針を市外の方々から保存を望む声があtったとし亀山市長は検討すると言い、アンケートによる意向調査を行った結果、6割以上の方々が解体を望んでいることがわかり次年度以降に保存するかしない垢を決定するとした。今は、校舎全体を囲ったがその費用は?、解体となった場合の費用は?保存となった場合の維持費用は?いづれにせよ市民の声に耳を傾けるのか否か?随分私にも問い合わせがある。また、昨日頂いた集団移転促進事業計画の疑問点について早速、担当部に行き問い合わせるとアナウンスせず、進めてきたことなど露呈した。今後、さらに不満の声が出てきそうだ。
さて、「共震」相場英雄の本の帯に「震える牛」(小学館文庫)が載っていたので早速読んだ。物語は、2年前、東京中野の駅前にある居酒屋で、二人の男性が殺され、捜査一課の田川信一がメモ魔の異名で再捜査し、事件の不可解な部分と、当時の捜査の杜撰さから新たな容疑者を詰めていく。事件には、大型ショッピングセンターの地方進出、加工食品の安全性が大きく関連している。ジャーナリストの鶴田記者の執拗な追求、犯罪だけではなく「全国どこでも同じで街の顔が見えない」全国画一のまちづくりについてと「食の安全」への背信と2つのモラルハザードを提起し一石を投じている。全て、自己責任よる決断が重要だ。