8月18日(日)懇談会
日本経済新聞の本日の「春秋」に、『「ももいろクローバーZ」、通称ももクロ。NHK紅白歌合戦にも出場した人気アイドルグループだ。同時に、5人のメンバーは今の日本を生きる17歳から20歳の少女でもある。現役高校生を含む彼女らは、先の戦争をどう理解しているか。若手社会学者が試験をした。▼戦った相手は「韓国」、終戦の年は1038年と珍回答が相次いだ。しかし試験後の座談会(古市憲寿「誰も戦争を教えてくれなかった」所収)を読むと、学校に問題が多いと分かる。縄文弥生は詳しく、中世から急ぎ始め、現代史はプリントを配り終了。そんな授業を小中高と3回繰り返す。彼女らも古代史には詳しい。▼試験前に年号を覚え、終われば忘れる。戦争も条約も、名前に覚えはあっても順番はあいまいになる。「歴史(の授業)で習うと日本のことじゃないような気がして」。正直、なかなか的確な感想だと思う。いま私たちが生きるこの社会と、歴史上の出来事は、どう関係しているのか。先生はきちんと教えているだろうか。▼座談会でメンバーの1人が、「子供のころ戦争があった」という祖父の言葉を思い出し、今との距離をつかむ。そうした体験を語る人も、時と共に減る。今の日本の原点となる記憶をどう伝えるか。工夫を怠れば、全く無関心か、アクション映画やゲームを見て勇ましさだけで戦争をとらえるか、そんな向きが増えていく。』が掲載されていた。思わず的確なことと最近とみに震災復興計画の変更や住民説明会の機会がなくという住民の不満が多くしっかりと行政が住民に向き合う姿勢こそ重要だと感じていたから一層強く思ったから全文掲載した。今、いろいろな方々とお会いすると、市役所や議会の説明が不足しているという話を伺う。現職時にも感じていて、石巻市議会は昨年から議会基本条例に従い、住民との懇談会を実施している。震災後、一層住民から不満や不安の声が漏れる。体裁だけの地区懇談会だけでなく住民との懇談の部分を増やすべきではないだろうか。