8月19日(月)本物

 かつて高校野球は、西高東低と言われいたが、第95回高校野球大会で北勢の活躍が目をひく。準々決勝でも、岩手県の花巻東が徳島県の鳴門を5対4で、山形県の日大山形が4対3で高知県の明徳義塾を破りベスト4へ進んだ。プロ野球楽天が2004年10月29日に仙台を拠点にして設立し、翌年から田尾監督のもとでパリーグに参加したことなど本物にふれる大切さが影響しているように感じる。何とか、悲願の優勝旗を東北にと願う。
 『本物に学ぶ生き方』小野晋也(致知出版)では、政治家である著者の人生を照らし続けてきた言葉で、以来この言葉に触発され、人間学を追求し続けてきたという。本書は、「吾をつくる道」「志の教育」「大命に生きる」「運命を高める生き方」の4章に分け、それぞれの人物の生きざま、思想などを紹介してくれている。
1章「吾をつくる道」は、思考の三原則―安岡正篤、日本人の心に宿る武士道精神―新渡戸稲造、2章「志の教育」は、松下村塾教育とは何か―吉田松陰、教育者の使命―森信三、3章「大命に生きる」は、雲中の飛竜が行った財政再建―山田方谷、環境問題に立ち向かった男―伊庭貞剛、4章「運命を高める生き方」は、勤労、分度、推譲の心―二宮尊徳、経済に心をこめる―石田梅岩、天の道を行う―西郷隆盛の9名で奇しくも野球の人数となっている。
 さて、午前中に先週の課題で市役所に行くが9時から庁議のため肝心な懇談は明日となったが、盆明けでお会いした市民から不満や、議長時代に百条委員会の成果を受け告発した件について宮城県警の対応への不満など伺った。さまに、本物、正義を貫いていただきたい。昼から、元スタッフと懇談した。水産業の復興も本物志向へ誠意ある対応こそが必要だと改めて感じた。
 

 

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