9月17日(火)日和幼稚園判決

  昨日の敬老の日、65歳以上が全体の4分の1になったと総務省で発表していたが、その日に台風18号の襲来は高齢者にとって大変憂慮すべき問題だ。蛇田の区長さんと懇談し市役所に行く。昨日の日記に市行政の本部設置から流れを記載した。5時53分大雨・洪水警報発表警戒本部設置 警戒(0号)配備体制
8時に第2回警戒本部会議開催し台風接近に備え石巻市の体制を特別警戒配備(1号)体制に午前9時から移行した。石巻市災害対策本部運営要綱に基づき対応するが、昨日は警戒配備は0号から1号となっている。同要綱の第22条に2号配備及び3号配備以上が市長となっているが、市長がお出ましとなって指揮をとっていたというが、1号配備の中、本当に素晴らしことだ。震災時の2号配備に大川小学校、市役所ももシステムをしっかり運用すべきだ。
 午前10時過ぎ、石巻市の幼稚園のバスが津波に巻き込まれて園児5人が死亡し、一部の遺族が幼稚園側に損害賠償を求めた裁判の判決がFBやメール、電話で連絡をいただいた。仙台地方裁判所は、遺族の訴えを認め、幼稚園側に1億7000万円あまりの支払いを命じる判決を言い渡した。東日本大震災の津波の犠牲者の遺族が企業や学校などの管理者に損害賠償を求めた裁判で、判決が言い渡されたのは今回が初めてだ。遺族側は、大津波警報が出ている中、高台にあった幼稚園からバスを海側に走らせたのは安全配慮の義務に違反するなどと主張したのに対し、幼稚園側は「1000年に1度と言われる大津波を予見することは不可能だった」などと主張し全面的に争ってきた。今日の判決で、仙台地方裁判所の裁判長は、遺族の訴えを認めて「地震が起こるまでは、いわゆる千年に一度の巨大地震の発生を予想できなかったとしても、およそ3分間にわたって続いた巨大地震を実際に体感したのだから、バスを海側に出発させるにあたって、ラジオや防災行政無線を通じて津波などの情報を積極的に集める義務があった。しかし園長が十分な情報を収集せずにバスを海側に出発させたため園児が津波に巻き込まれる結果になったと言えるので、学校法人と園長には賠償責任がある」と指摘した。今後、大川小学校の件やガレキ処理などで未曾有の災害でを建前として答弁していた行政には大きな影響を及ぼすだろう。
 午後からは元同僚議員と懇談、石巻復興支援ネットワークに久しぶりに寄り懇談、夕方は、地元で懇談。

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