2月26日(水)逆耳払心

 穏やかな暖かな日だったが、大気中の汚染物質PM2.5の濃度が比較的高い値が観測され、平均濃度が国の指針を超えるおそれがあるとして、注意を喚起する情報が出され、晴れ間に曇りガラスを当てたような天気だ。
 致知3月号の「座右の銘」に佐藤義雄(住友生命保険社長)さんが引用している『「耳中、常に耳に逆らうの言を聞き、心中、常に心に払るの事ありて、わずかにこれ徳を進め行いを修むるの砥石なり」』は、中国の古典『菜根譚』に語原を持つ逆耳払心には、忠告や諫言など払いのけたくなるような耳の痛い話であっても、しっかりと耳を傾けることが人間としての器量を磨くという意味がある。
佐藤社長さんは、『仕事において物事を進めるためには、ともに働いている職員の考えていることをよく理解することが大切であると感じてはおりましたが、無我夢中の毎日で、現場の声を十分に咀嚼するまでには至らないことも多々ありました。ですから逆耳払心を掲げることは、すべてを受け入れることはできないにしても、真摯に耳を傾けるという姿勢を明確に宣言したといっていいでしょう』と書いている。
 さて、午前中は市役所、各担当課で同じようなお話を耳にする。午後からの桃生や大森仮設団地でも・・・。いっぱい御指導していただく先生がいて感謝だ。夕方、代表質疑の中で答弁しないことで議事進行が掛かったと言う連絡をいただいた。まさに、逆耳払心だ。夜は、石巻グランドホテルでライオンズクラブ定例会、少数精鋭なクラブ活動充実名ためしっかりと議論、逆耳払心していきたい。

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