3月11日(火)東日本大震災3年
朝、薄っすらと降った雪、そういえば3年前のあの日を思いだしながら妹と甥っ子達が眠る長面のお墓にむかう。途中、連絡をいただいたのでコンビニで本日発売の「週刊アサヒ芸能」を購入した。表紙右に大震災3年目の「怒髪天現場」『仮設住宅を狙う詐欺集団、他県のヤクザがみかじめ料強奪 東北に巣くう「震災悪魔」』と驚くタイトルで166ページから167ページの見開きに『石巻発 「奇跡の災害ボランティア」は”補助金泥棒”だった』が掲載されていた。復興加速、鎮魂の日に逆行する見出しだが、しっかりと対応すべきだ。
大川小学校で合掌し各宗派の和尚さん達が般若心経などで読経していただき感謝感謝だ。妹と甥っ子達と会話していると後から後から涙が溢れてきて止まらなかった。10時過ぎ長面のお墓で妻と母、従姉、義弟と合流しお墓に献花し、とても好きだった御菓子類や飲み物を供えた。3周年、私が大変だと思っている以上、義弟や間もなく79歳を迎える母の心情を考えると余計つらい。みんなで大川小学校に移動し、献花し焼香、只野さん、鈴木さんなど遺族会の方々もいてマスコミの方とも懇談。
午後2時半からは、東日本大震災3周年石巻市追悼式、東京の国立劇場と石巻市河北総合センターの二元で行われた。市長の式辞の後、国追悼式典放映に変わり2時46分に黙祷、安倍内閣総理大臣の式辞「今なお多くの方々が不自由な生活を送られています。復興をさらに加速し、被災者の方々が一日も早く普通の生活に戻られるようにすることが、天国で私たちを見守っている犠牲者のみ霊に報いるみちです。同時に、大地震の試練からわれわれが得た貴重な教訓をしっかりと胸に刻み、災害に強い強じんな国づくりを進めていくことを固くお誓いいたします」、天皇陛下のおことば「被災地においては、人々が厳しい状況のなか、お互いの絆を大切にしつつ、幾多の困難を乗り越え、復興に向けて懸命に努力を続けてきました。また国内外の人々がこうした努力を支援するため、引き続きさまざまな形で尽力していることを心強く思っています。被災した人々の健康が守られ、どうか希望を失うことなくこれからを過ごしていかれるよう、長きにわたって国民皆が心を一つにして寄り添っていくことが大切と思います」で放映終了、続いて追悼の辞を愛知復興副大臣、安住衆議院議員、宮城県知事代理若生副知事、石巻市議会阿部議長、根本復興大臣、小野寺防衛大臣他の追悼電報が披露され、御遺族代表の言葉として大川地区の菅原さやかさん、思いが伝わり、さらに負傷している母といのちの葛藤などまたウルウルだった。夜も追悼の番組、課題指摘も多いが処方箋も述べるべきだ。