3月23日(日)本質

 彼岸、お客様も多く話題も尽きない。地元宮城県代表の春のセンバツ高校野球で東陵高校テレビ観戦で応援したが、栃木の白鴎大足利高校と対戦し、1対9で敗れて何とも残念だ。NHKニュースで『去年、いじめを受けていた長崎市の小学6年の女子児童が自殺したことを巡り、長崎市の教育長が先週、児童が通っていた小学校で、卒業式の直前に来賓に対し、「片づくといいですね」と発言していたことが分かり、教育長はその場で陳謝しましたが、真相究明を求めている遺族は「あまりに不用意な発言」と文書で抗議した』と報道されていた。教育界と行政の関係はどうなっているのか。言葉は言霊、教育に携わっている方と思えないどころか命をどう考え、教育指導して行くのか。本日、大川小学校事故検証委員会の最終報告書がまとまったことを受けて、石巻市と遺族との話し合いが行われた。市側は「今後の防災対策に主体的に取り組んでいく」と述べたものの、遺族から損害賠償を求める訴訟が起こされているとして具体的な説明を避けた。19日の一般質問の答弁では1時間半止まり挙句の果てに訴訟がまだ受理していないと言うが、整合性がない。聞くところによれば、石巻市長は、市として防災対策に主体的に取り組んでいく」ため、学校の安全を専門に扱う課を新設するなど今後の対応を示したが遺族が、報告書で指摘された児童を避難させる判断が遅れたことなどをどう受け止めているかの質問に対し、訴訟に影響するとして具体的な説明を避けた。さらに、記者団に、市長は「学校管理のもとで、子どもを守れなかった道義的な責任は認めるが、法的な責任については言うことはできない」と述べたという。訴訟の問題もあるが、本来、学校管理下で子どもを守るために何が必要だったかなど問題の本質が捉えられていないようだ。

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