5月8日(木)健康

 日本経済新聞春秋に『安保反対デモで騒然となった1960年は、ポリオ大流行の年としても日本の戦後史に刻まれている。子どもがかかりやすく、もっぱら小児マヒと呼ばれたこの感染症の患者はその年に5000人を超え、300人余が亡くなった。世情の混乱をいや増したに違いない』が掲載された。1960年と言えば、私が生まれた年であり、感染患者の人数に驚く。さらに『翌年も流行が続くなかで劇的な効果をもたらしたのが、ソ連などから輸入した生ワクチンだった。当時は冷戦の真っ最中で、共産圏からの調達には慎重な声もあったという。しかし古井喜実厚相が決断を下して1300万人分の緊急輸入が実現し、患者はみるみる減る。80年を最後に日本で通常のポリオ患者は出ていない』という。健康、さらにリーダーの決断がいかに重要かということだ。
 午前10時から小積浜集会所で「AED講習会」が開催され出席した。阿部区長が挨拶、庵原石巻消防署渡波出張所長が挨拶し佐々木さん・阿部さんの講師を紹介、石巻市役所健康部武田保健師さんが4月の異動で地区担当になりましたと挨拶。
佐々木さん阿部さんが「応急手当の基礎知識」をテキストに講義、応急手当と救急処置、救命の連鎖と市民の役割を行い救命手当(心肺蘇生手法)をペアで反応(意識)を確認し「119番への連絡」「AEDを持ってきて下さい」の手配、呼吸確認(10秒間)、胸骨圧迫(強く、速く、絶え間なく)、人口呼吸、(2回)、AED装着を実践練習した。終了後は質疑応答で海水浴等で濡れていた場合、ネックレスなど装飾品を付けていた場合、餅を喉に詰まらせた場合など活発な御意見をいただき閉会。
 健康は身体、経済、心があるが、潤滑油として地域コミュニティもカウントされるかもしれない。地域一丸となってキャンナスのスタッフの御支援もいただき、行事を行うたびに地域の潤いを感じることができる。健康が一番だ。

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