5月27(火)新議員の動き

 過日の石巻市議会議員選挙開票状況を30名の議員が確定するまで報道していたラジオ石巻の開設を行っていた東北大学情報科学研究科河村和徳准教授の著書を注文した。被災地の復旧・復興と日本の政治 地方選挙を含めて考える. 被災地と選挙に携わっているだけに的確な指摘だった。特に、東日本大震災後の仮設住宅など初期対応や地域コミュニティ崩壊による住民の選挙への関心など何度もうなずいた。1番身近な議員選挙だが、有権者は12万3067人(男5万9060人、女6万4007人)に対し、今回の投票率は低調で52.82%。前回2010年(61.54%)を8.72ポイント下回り過去最低だった。議員数が前回34名に対し4名減の30名だが、当選ラインは下がり、最下位当選者の得票は1123票で前回(1737票)を614票も下回り驚いた。石巻かほくには『投票率の大幅ダウンは深刻だ。政治不信や政治への諦めが背景にあるが、顔触れに大きな変化がないことや普段の市議の活動が市民に見えにくいことを新市議30人は肝に銘ずる必要がある』と提言してあった。山積する課題の中、『再生期に果たす市議の役割と責務は大きい。復興事業の進行をチェックし、市政の監視を強めるだけでなく、復興の停滞を解決していく英知と行動力、選挙戦で市民と約束した公約を実現していく実行力が求められている。危機感を持って活動しなければ市民目線は一層厳しくなる』とあったが、行政側の対応、選挙管理委員会の対応とそれぞれ猛省しなければならない。
 朝から時折の雨、当選後の各議員は水面下で会派構成のため議員獲得とやその対応で追われていて何人かの議員さんに電話をいただいた。回線前は9会派、大所高所からしっかりと課題を解決するための公約を実施できる仲間で構築していただきたい。綱引きは県議を巻き込んで行われている。河村助教授の指摘のようにネット選挙など従来型の活動では市民に見えない。活動次第では市民の厳しいモニタリングがある。既に、公明党、共産党の2会派があり、残り24人の動きをしっかり監視して行こう!そして選挙には必ず行こう!

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