8月26日(火)真実

 日本経済新聞春秋に、切れるはずのないザイルのすり切れたような跡、井上靖の「氷壁」は親友の墜死の真因を、一緒に登山していた主人公が追う長編小説について載っていた。『これは、1955年に前穂高岳で起きたナイロンザイル切断事故で弟を失った登山家の石岡繁雄氏は原因究明へ独自に実験を重ねた。その結果、切れないとされてきたナイロンザイルが、鋭利な岩角でこすれると切断されやすいことを突き止める。石岡氏の熱意は国を動かした。弟の死から20年後、ザイルの安全基準ができる。製造物責任の考え方を広げるきっかけにもなった』と。しっかりとした原因究明が重要だ。奇しくも大川小学校第2回口頭弁論が行われた。真実・原因究明が事態を収拾させる第一歩だ。
 親愛なるスタッフと午前中協議し、午後からは地産地消のPRのため牛正へ。全国放送のスタッフと協議の後に、仙台牛5Aの桃生地区産をいただきながら撮影した。夕方は、高校時代の恩師千葉先生の通夜へ、夜は石巻日和ラインズクラブ例会があけぼののえびす家へ。和気藹々で次のステップへ。

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