10月16日(木)稽古

 昨日の師匠ではないが、「稽古」は重要だ。稽古とは、昔の物事を考え調べると言う意味がある。時を遡り歴史から先人達の経験や智慧など哲学まで学びという深い意味がある。一長一短で構築するものではないということだ。
 午前中、司法書士と懇談し午後からは、地元の支援活動等について打ち合わせし、ナリサワ・カルチャーギャラリーへ行った。県芸術協会会員などを務め、2008年に亡くなった熊倉保夫さんの回顧展の見学のためだ。故熊倉さんは石巻市の広告会社・東北プランニング社長を務めながら、石巻地方の風景画をインパクトのある赤、青、黄色などで力強いタッチで120点展示してあった。地元、月浦や震災で被災した岡田劇場や旧石巻ハリストス正教会、中瀬付近、長面などタイムスリップした気分になった。懐かしい石巻の風景にウルウルだ。
 これからのまちづくり、先人達の努力や誠意を大事に真剣に子々孫々のため稽古を積まねばならないと改めて感じた空間だった。

コメントは受け付けていません