11月13日(木)エシカル

 月尾 嘉男東京大学名誉教授がエシカルについてお話をしていた。エシカルとは、「倫理的」「道徳上」という意味の形容詞で、近年は、英語圏を中心に倫理的活動を「エシカル(ethical)○○○○」と表現し、エシカル「倫理的=環境保全や社会貢献」という意味合いが強くなっている。身近な倫理的活動としては、主にエシカルコンシューマリズムが挙げられるという。エシカルコンシューマリズムとは、「環境や社会に配慮した工程・流通で製造された商品を選択し、そうでないものを選択しない」という消費活動、エシカルコンシューマリズムの内、最も注目されている商品カテゴリには、エシカルファッションが挙げられる。経済にもエシカルが必要だと月尾教授はお話していた。私は、政治にも必要だと思った。
 日本経済新聞の春秋『遠いような近いような、2年という歳月はそんな微妙な時間の長さだろう。振り返れば一昨年の11月14日、当時の野田佳彦首相は安倍晋三自民党総裁との党首討論でだし抜けに翌々日の解散を口にした。「嘘はつかない」「約束ですね」。あれからあすで2年。にわかに強まる解散風はあのドラマを生々しく思い出させる』が、急に2年ぶりで解散風が吹き出してきた。消費税の再引き上げは延期して政権の安定を図る狙いがあるというが、大事な法案も抱えている。大義がない。エシカルをもう一度考えてはどうか。

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