11月23日(日)新嘗祭

 朝、雨が降っていたので心配したが、時間が経つにつれ日差しが出てきた。8時過ぎにサン・ファンパークへ、第13回石巻かきまつりの開催だ。東日本大震災で2年中止を余儀なくされてが、去年から再開した。第1回から携わっていたので、昨年運動公園での開催だったが第1回から第11回までの会場はサン・ファンパークだったので感慨深い。到着すると既に県内外から大勢の来客者でオープンを待っていた。9時半に主催者を代表し石森祐治会長が「かきの生産も震災前の8割まで回復しかき共同処理場の建設など復興が徐々に進行した。国内外の皆様の支援に感謝し、石巻のおいしいかきを全国の方々に食べていただきたい」と挨拶し来賓として菅原副市長、小野県漁協理事長が来賓祝辞を述べテープカットでオープニングセレモニーを終えスタートした。殻付きの生のかきが6つで300円、焼きがきが5つで300円で販売、始まる前から旬のかきを味わおうという人たちで長い行列、お客様の対応に追われた。嬉しい悲鳴で、用意したシャトルバスは満車、車も長蛇で1時間近く時間を要したなどのクレームがあったくらいだ。閉会は午後2時だったが、まだ入れないお客様もあったので延長した。
 終了後、石巻地方のアマチュアカメラマンでつくる「石巻写友会」主催、後援「写真ライフ」の「第20回記念写真展」を見学にナリサワ・カルチャーギャラリーへ移動した。18人の作品計約80点を展示。「石巻(広域)を撮る」「自由作品」「私のお気に入り」をテーマに会員が撮影した作品が並ぶ。松本典彦会長が受付に居て御案内していただいた。沈む夕日、石巻市の街中の風景、北上川のヨシ刈り、うみねこが飛ぶ漁港での水揚げの様子など動と静、紅葉する秋の山の配色など疲れも癒された。今日は、新穀の収穫を神に感謝するお祭りである新嘗祭だ。「新嘗」とは、その年に収穫された新しい穀物を食することをいうが、かきで身体、写真展で心に栄養をいただき感謝感謝!

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