3月11日(水)東日本大震災 4年

 東日本大震災の発生から4年、議論を呼んでいる国の復興事業の財源を確保する集中復興期間が2015年度、残り1年となるなかで、暮らしの再建をどう加速させるかが課題となっている。特に、朝、乖離を感じた。大崎市古川の弟一家、朝に雪が10センチ以上積もっていたというが、こちらは晴天で雪のゆの字もない。朝の地元紙は、女川町住民アンケート調査結果を報じていた。復興進展を6割が感じる。石巻市の同様アンケート調査結果では7割が復興が遅れていると結果だっただけに地域格差をまざまざと、という思いだ。
 さて、10時過ぎに妹と甥っ子達が眠る長面のお墓参りを妻、娘、母、従姉と行き強風の中で合掌した。4年の月日を感じながら妹が見つかった場所の観音像が涙を流しているように見えた。続いて甥っ子達がそれぞれ見つかったところと校舎脇の石碑、校舎前で合掌した。遺族会の只野さんと会い、マスコミ各社が待機していた中で御挨拶し上品の郷でランチ。桃生に移った自宅で焼香した。長面も過日の雨で震災から4年だが水が溢れ何ら変わっていない。ラジオ石巻で午後2時からの追悼特別番組「伝えよう3・11」を放送を聴きながら、例年通り2時40分から河北総合センターから「東日本大震災石巻市追悼式」を中継で46分の黙祷、安倍総理の式辞、天皇陛下のお言葉を拝聴し「ふるさと」「花は咲く」へ。
 夕方、自宅に戻り、ほたるで弔問し5時過ぎからは、南浜地区の「がんばろう石巻」で「東日本大震災追悼3.11のつどい」に参加、1460個の灯篭に点火し(365日×4年という意味から)黙祷、南浜地区で407名の尊い命が犠牲となり従姉や親戚、友人などたくさん思い出し、またまたウルウルだった。7時からは石巻日和ライオンズクラブの理事会、第896回例会・指名会で入会式を行った。終了後、愛車の屋根に薄っすらと雪、4年か。ふと、呟いた。

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