5月20日(水)マルハニチロへの思い

 河北新報に、水産加工大手のマルハニチロ(東京)が、東日本大震災で被災した石巻市門脇町の工場を、約10キロ内陸の同市須江に移転新築する立地協定を県、市と結んだと報じていた。2013年1月25日に市が造成予定の産業用地を見せ、市長室でマルハニチロ社長に市長、会頭、市議会議長の私と阿部欽一郎副議長で慰留をお願いしたことを思い出した。当時のブログに『11時15分からは、須江地区に移動し市長、正副議長、商工会議所浅野会頭・高橋専務、市、県を含め株式会社マルハニチロ食品坂井道郎代表取締役社長・山口龍一石巻工場長さんらを迎え現地と市長室で懇談した』と記している。とりわけ、比較されたN県S市ほかも有り、「祖父はマルハの捕鯨船で働き、孫の代で無くしたら一生の不覚、思いを・・」と副議長ともども一生懸命お願いした。「うちも企業で猶予はないんですが、」坂井代表取締役社長には石巻出身という事もあって大分ご尽力頂いたと拝察される。ひとまず、ホットした。
 さて、マルハニチロの新工場はクリームコロッケなど冷凍食品事業の生産主力部門として、2017年4月稼働を目指すという。新工場は、鉄骨2階、延べ床面積1万1230平方メートル。年間6600トンを生産し、将来は震災前に近い9000トンを見込み、従業員は190人で、震災後に県外の他工場に異動した従業員にも帰還希望を募るなどし、最終的には240~250人を採用、総事業費57億円になると。思い入れがあった事業に光が射した。午後からも、昨日の談合とこの話題、夜は、牛正で懇談会。

コメントは受け付けていません