9月9日(水)ふるさと
朝一番というより夜遅くメールが届いていた。『ごめんなさい、会社のトラブルがあり、明日は名古屋に行くかもしれません。ただ、どっち道今週末は石巻に用があるので、スケジュール調整が出来たら連絡します』と。これまで、同級生達やかつて荻浜小学校を卒業した人に連絡をとっていただけに残念だった。ふるさとは遠きにありておもうものは、室生犀星の詩だ。
『ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて 異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや』
50歳を過ぎて無性に思いが伝わる。荻浜羽山姫神社祭典は、時化のため神輿などの行事が中止になり午後から瑞幸でなおらい。伏見総代に次いで来賓を代表して祝辞、江刺区長さんの乾杯で懇親会に。私から郷土史と雨から古事記の禊、五節句のひとつ「重陽の節句」について、菊を用いて不老長寿を願うことから別名「菊の節句」についてお話しさせていただいた。ふるさと、いい響きだ。午後から夜の行事を全てキャンセルして堪能した。