9月18日(金)キメル

 今週も午前3時に防災無線で目が覚めた。昨日午前8時前に発生した南米チリ中部の沖合を震源とするマグニチュード8.3の巨大地震では、チリの沿岸で4メートルを超える津波を観測し、震源からおよそ1万キロ離れたハワイの検潮所でも、夜遅くに90センチの津波を観測したと気象庁が発表していた。目が覚めてからNHKニュースを見ていたが先週豪雨による被害に次いでだ。満潮時が午前6時頃なのと大雨で大変心配した。津波が一派より二波と大きくなり鮎川では30センチを観測した。午後4時41分の解除まで長い一日となった。
 日本経済新聞春秋に『雨が怖い。関東・東北に残る台風の爪痕はすさまじい。河川の堤防決壊による家屋の浸水など被害はあまりに大きい。再建見通しが立たぬうちに、再びの雨である。新たな被害も心配だ。決壊の文字さえ恨めしい。実は「決」の字は、水害との関わりがたいへんに深い。』を紹介してあった。「決」は、『古代中国は黄河の氾濫に苦しんだ。大地をのみ、数万の家を壊し、不作が続く。「決」は、洪水を防ぐため、堤防を崩すことを意味した。「決河」ともいう。かえって被害が広がることもあったので、重大な決断が必要な策だった。そこから、決意、決定などの意味も出てくる。決定すると、物ごとは落ち着いて安定する。』だといい、サンズイもうなずける。さらに、『大和ことばでは「キメル」と。東日本大震災で甚大な被害を受け、多くの尊い命が奪われた。キメルができないと同じ轍を踏むことになる。AIが取りだたされているが、学習機能を活かし、しかりキメルことが大事だ。

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