3月21日(月)三方良し

 日本経済新聞に「福井、相互乗り入れに活路」全国初の鉄道と路面電車との相互乗り入れが、27日から福井県内で始まることが載っていた。第三セクター「えちぜん鉄道」と路面電車区間を持つ福井鉄道による直通運転で、乗客減にあえぐ地方鉄道が多い中、同社は利用客数を増やしてきている。人口減少など環境は厳しさを増すが、行政も後押しして利便性を高めさらに乗客を増す好循環を目指すという。
 さて、石巻専修大学で『みんなで作る 復興まちづくりと交通』フォーラムに出席した。支援活動Rera村島弘子 代表が御挨拶し基調講演『くらしの足を守る「三方良し」のススメ -地域・行政・公共交通事業者が「できること」を紡ぎあげる-』を福島大学経済経営学類准教授 吉田樹 先生が行った。休憩を挟み2部はパネルディスカッション、石巻市復興政策部地方振興課 若山俊弘さん、宮城県タクシー協会石巻支部 勝又二郎さん、石巻地域住民代表 山崎信哉さん、日本カーシェリング協会 吉澤武彦さん、いわて地域づくり支援センター 若菜千穂さん、コーディネーターに吉田樹さんがそれぞれ報告をしていただき、「みんなが出かけられる元気なまち」をつくる三位一体のヒントを対談。
 夕方は、桜並木ネットワークの吉武さんが鹿立の植樹を終えて小積浜の鹿防御ネットを補強していたので我が家に寄っていただき懇談。その後、恩師の訪問を受けて復興まちづくりに・・・。まさに「三方良し」近江商人の心得である「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」で、売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるということにしたいものだ。

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