3月22日(火)人口減少
沿岸部の人口激減はまさに、現実問題だ。2010年と2015年の国勢調査の結果を旧市町別人口の速報値を発表があったように東日本大震災で被災した旧雄勝町の減少率は、74.54%(2977人減)で最大。旧牡鹿町の43.32%(1872人減)、旧北上町の34.51%(1283人減)と続き、増加は旧河南町だけだ。市全体の減少数は県内自治体で最多の1万3590人(減少率8.45%)だが、総数14万7236人で、仙台市に次ぐ県内第2位はかろうじて維持しているが、午前中、市内小学校35校あるが、入学式を予定しているのは33校で2校足りない。石巻市教育委員会に確認すると石巻市立雄勝小学校と石巻市立大須小学校の2校で入学する児童がいないということだ。2校とも旧雄勝町で由々しき問題が現実化している。もちろん、私の住む荻浜地区も同様で、本庁管轄の中で牡鹿町を上回る減少率だ。午後から荻浜支所に行くが、途中の荻浜保育所跡地の上の造成に仮設で行っている荻浜支所建設予定地、荻浜の防災集団移転もいまだ造成中だ。先週の蛤浜に続いて福貴浦地区での被災低平地の懇談会開催で震災から5年が経過し6年目の春を迎える。半島部で拠点整備や交流人口拡大、買い物支援といった施策を展開する方針とあるが現実の厳しさと大きな遅れをまざまざと感じた。