4月13日(水)温故知新
朝、女川ゆめはうすに寄り、「女川湾3Dマルチスキャンデモンストレーション」に参加した。漁船に取り付けた3DSSのシステムで女川湾からモニター画面に映し出されり海底の様子は精度が高い。このシステムは約3千万円くらいだが、東日本大震災の行方不明者の手掛かり水中捜索にピンポイントで対応できる有効なツールだ。10時過ぎに女川町須田町長も加わりその精度の高いシステムを体験した。震災での行方不明者は2,561人、うち石巻市は421人だ。企画した復興支援プロジェクト代表 郷右近 巧さんや独立行政法人国立高等専門学校広瀬キャンパス知能エレクトロニクス園田潤 博士さんチームほかを奥田弘幸さんから紹介を受けて実効性の高いシステムやこれまでの取り組みを教えていただいた。海中ドローンなども見せていただき、是非、取り入れていただきたいものだ。
夕方は、完成した蛤神社を見て、折浜にかつて榎本艦隊が停泊していることを思い出し桃浦へ。江戸幕府が倒れて明治政府に反対する榎本武揚らは、幕府の軍艦奪い五稜郭のある北海道に向けており松島の寒風沢により折浜に停泊した。その際に、病死した丸亀出身の中井初次郎を桃浦洞仙寺にお墓がある。東日本大震災後に丸亀市の市長さんらが元阿部教育長案内で訪問している洞仙寺の八巻和尚さんにご案内いただいた。温故知新の一日だった。