5月31日(火)歴史ロマン
河北新報に『<戊辰戦争>150年へ市民ら多様な事業企画』。これは、「2018年に150周年を迎える戊辰戦争(1868~69年)の真実を調べ、後世に伝えようと、福島県会津若松市の市民有志が「会津戊辰戦争百五十周年事業実行委員会」を結成し、活動を始めた。今後3年間、さまざまな事業を展開する計画。6月11、12日には市文化センターで史料の展示会「戊辰と明治展」を開く」というもので、実行委は昨年12月、会津若松市や仙台市の7人の呼び掛けで発足。歴史春秋社(会津若松市)の阿部隆一社長が会長に就任した、という記事だった。早速、実行委員会梁田直幸事務局長さんと連絡をとった。梁田さんの熱い思いが伝わってくる。士族に与えられる金禄公債の交付対象から除外されたため、明治政府を相手に「復禄運動」として展開した集団提訴で勝った旧会津藩士を弔ったことや最近分かったことなど。そう言えば、確か昭和61年には長州藩の城下町である萩市が会津若松市に対して、「もう120年も経ったので」と会津戦争の和解と友好都市締結を申し入れたが、会津若松市側は「まだ120年しか経っていない」とこれを拒絶したことを思い出した。
仙台、米沢をはじめとした東北諸藩に、会津討伐の命が下ったが、「なぜ会津が朝敵なのか、会津が賊軍など」と仙台、米沢が強く反発し他の東北諸藩も賛同、「ならば奥羽が一丸となって官軍と戦おうぞ!」と、団結の意を示したのが『奥羽越列藩同盟』だ。過日まで、石巻市と函館市の交流をと思っていたが、さらに会津も加え歴史から学び未来へつなげるまちづくりを図って行きたい、と思いを強くした。
奇しくも、ニューゼに寄ると同様の話題で盛り上がった。今がチャンスだ。