6月30日(木)不退転
『青森市の鹿内博市長は29日、JR青森駅前の再開発ビル「アウガ」を運営する第三セクター「青森駅前再開発ビル」が多額の債務超過に陥った問題で、7月にも市がアウガの土地や建物を取得する公共化への道筋をつけ、辞職する考えを明らかにした』と報道された。来年4月任期満了であるが7~8月で三セクを支援する議案を提出し、公共化へ向けた最終案をまとめる方針だそうだ。
アウガは、2001年1月青森市が、殺風景だった駅前の整備や空洞化した「新町商店街」に賑わいを取り戻すために、再開発の一環としてスタートした。地下1階が「アウガ・新鮮市場」、1階から4階までが商業施設、5階から6階が「青森市男女共同参画プラザ・カダール」、6階から9階が「青森市民図書館」(9階は書庫)。青森市の「コンパクトシティ」構想のモデルであり、路面電車を活用している富山市とともに全国的にコンパクトシティの先駆けとして視察した。アウガの開発によって中心市街地への来客数が増加し、再開発の成功例とされているが、後述の債務問題や計画を大きく上回る赤字の発生など、経営の問題が深刻化していた。大変残念だが厳しい経済情勢はどこも一緒だ。少子高齢化と人口減少社会を迎え自民が参画し、地域の特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生できるようまちづくりを推進していかなければならない。
夜は、従兄が仙台厚生病院に搬送され駆け付けた。長男と一緒に医師、看護師から説明を受けたが、インフォームド・コンセントの徹底、特に病名とその内容、医療行為(投薬・手術・検査など)や治験などの治療や臨床試験・治験の内容についてよく説明を受けた。石巻市内での対応できる病院がないことなど不退転の決意で対応する必要があると強く感じた。