10月28日(金)波紋 控訴
石巻観光協会から市役所へ、大川小学校の児童の遺族が訴えた裁判の判決で、石巻市長は、仙台地方裁判所が14億円余りの賠償を支払うよう命じた判決を不服として、控訴する方針だと。お昼近いニュースでも流れたと3人から連絡をいただいた。ニュースを見ると『亀山市長は取材に対し、「7分間で学校の裏山に逃げられたとは思えない。亡くなられた先生は子どもたちを助けたいと思い、一生懸命行動したはずだ。判決は受け入れられず、学校の防災教育に大きな影響を与えるため控訴すると判断した」と話した、』と。石巻市長判断は控訴(もっとも、提訴時から「徹底的に争う」と言っていた)だが、石巻市議会の判断は30日、臨時議会で控訴の承認を求める議案の決議に注視したい。
一方、村井知事は28日午前、「現時点では控訴するかどうかは決めていない。石巻市とよく話し合って判断したい」と述べ、原告の弁護士は、石巻市の控訴の方針を受けて、「極めて不当で、判決を重く受け止めると言いながら、遺族の感情を逆なでする遺憾な対応だ。遺族と協議の場を持ち対応を検討したい」と話しているとNHKニュース。
当初から和解が最善と考えていたが、金額や時間の問題ではないはずだ。命の尊さ、尊厳、防災教育、学校管理下での児童(災害弱者)を何が何でも守るということを伝えることが大事だ。