11月1日(水)信念
安倍総理大臣は、衆参両院の本会議で行われた総理大臣指名選挙の結果第98代の総理大臣に選出された。これを受けて、第4次安倍内閣を発足だ。しかし、不可思議なことが発生した。衆院本会議での首相指名選挙で、安倍総理の得票は312票。自民、公明両党は計313議席あるが、署名を行わなかった無効票が1票あったことから、与党側で1人、ミスがあった可能性があるというのだ。また、復興ホストタウンについてNHKニュースで報じていた『東日本大震災で被災した東北3県の自治体が、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに合わせて、海外の人たちと交流を図る国の支援事業に、宮城県から仙台市と東松島市が応募した。この「復興『ありがとう』ホストタウン」制度は、東京大会に合わせて、震災で支援してくれた海外の人たちとの交流を進め、復興を世界に発信するもので、宮城、岩手、福島の東北3県の自治体を対象に国が財政支援する。』というものだ。最大の被災地石巻市の復興へのサブタイトルは「最大の被災都市世界の復興モデル都市石巻を目指して」だ。昨日のガレキ委託料詐欺事件、復興住宅造成のあまり売却、復興公営住宅4500戸の入居状況、再開発等々と山積する課題も多いが世界の復興モデル都市となれるか?
さて、日本経済新聞春秋の結びに『キング牧師の演説を引き「沈黙が裏切りとなる時がある」と静かに話した』とあった。水産加工はじめ厳しい環境となってきたからこそ、復興ホストタウンへ挑み夢と希望を与える政策が必要ではないか。「沈黙」は、決して褒められたことでない時もある。キング牧師のスピーチには、『I have a dream today!(今日、私には夢がある。)I have a dream that one day every valley shall be exalted, and every hill and mountain shall be made low, the rough places will be made plain, and the crooked places will be made straight, and the glory of the Lord shall be revealed and all flesh shall see it together.(私には夢がある。それは、いつの日か、あらゆる谷が高められ、あらゆる丘と山は低められ、でこぼこした所は平らにならされ、曲がった道がまっすぐにされ、そして神の栄光が啓示され、生きとし生けるものがその栄光を共に見ることになるという夢である。)This is our hope, and this is the faith that I go back to the South with.(これがわれわれの希望である。この信念を抱いて、私は南部へ戻って行く。)』の思いだ。