12月24日(日)歩

 河北新報デスク日誌『強い人東日本大震災からの再生を願いメールマガジン「3.11を忘れないためにできること」の発行を2011年7月から続ける千葉県柏市の会社員花木裕介さん(38)と取材で出会ったのは15年4月。以来たまに連絡を取り合うようになり、何度か紙面でも取り上げた。花木さんから今月1日に届いたメールを見てハッとした。咽頭がんの宣告を受けたという。自分の未来予想図が一瞬にして崩れ去った…と切実な胸の内を記す一方で、「相反する(前向きな)想(おも)いも生まれている」と書いてあった。花木さんの行動の原点には言葉は人の心を動かす力を持つとの考え方がある。メルマガなどによる震災後の地道な文章発信には共鳴するものを感じていた。1日のメールには心を込めて返信した。心配しながら数日たつと、「38歳、まさかのステージ4体験記!」と題するブログの開設を知った。文章発信による病気克服への新たな挑戦の宣言だ。強い人だなと思う。花木さんは「震災の教訓があって今、こうして病気に前向きでいることができる」と話す。揺るぎない信念で完治させてくれることを心から願っている。』と。いろいろ思いもあるだろう。奇しくも、おじゃマップで放送された日本のコンビニエンスストアチェーンで、運営などを行っていた株式会社ココストアが、2015年12月に株式会社ファミリーマートに吸収合併された後、2016年8月までに大半の店舗が「ファミリーマート」ブランドに業態転換したが、残存店舗の運営を引き継いだミツウロコプロビジョンズの富谷店へ。アメ横のようにお客様でいっぱいになった。夜は、クリスマス家族会。着実に一歩一歩だ。

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