1月28日(日)乖離

 第5回 子どもの貧困最前線〜すべての子どもが当たり前に暮らせる地域づくり〜に出席。門馬代表の挨拶で第4回までのまとめと流れを聞き、基調講演の特定非営利活動法人山科醍醐こどものひろば村井琢哉 代表が「地域のことを改めて「知り」、そして山科醍醐こどものひろばについて地域の方々に「知ってもらう」「伝える」ことに取り組んでいきたいと思います。また山科醍醐こどものひろばの歴史、活動、活動に関わる方々、 大事にしてきた「想い」や「文化」をまとめ直し、地域や社会に伝えていきたいと考えていることなど』を講演した。次いで、石巻の現状を門馬代表、休憩を挟んで門馬代表・村井代表とフロワーと「ひとりぼっちのないまち」から切り口に子どもと共にコミュニケーション分かち会える「仕組み」だけでなく「文化づくり」関わりをと締めくくった。それにしても、子どもの貧困率、ひとり家庭の貧困率が高いことに驚き、日本の子どもの貧困率は今、OECD加盟国の中で最悪の水準で、子どもの貧困率は1980年代から上昇傾向にあり、2015年に下がったものの実に6人に1人の子どもが貧困状態だ。この話を伺って、間もなく、市役所脇を通る際に信号待ちで、テントを片付けていた姿を見た。あ~これが、石巻市役所と市立病院、(仮称)ささえあいセンターの各2階をつなぐ歩行者デッキの新設工の安全祈願祭だったんだ。石巻日日新聞によれば、『 歩行者デッキは市役所北側玄関から西の市立病院までの約90メートルと、同病院から南側の(仮称)ささえあいセンターまでの約60メートルからなり、幅はそれぞれ3.5メートルと2.5メートル。東端と南端の階段から上り下りするほか、各施設の2階部分から出入りできるようになる。
 地上からけた下までの高さは最大6.7メートル。移転新築された市立病院にはデッキとの接続を考慮した出入口が設けられており、市役所は2階の市民の部屋を撤去してつなげる。デッキ整備に伴う電柱・電線の移動で、支障となる北側玄関前のヒマラヤ杉が撤去される。 』なんでも、財源はほとんどが国の復興交付金らしいが、費用は道路改良と合わせて、約7億4千万円で業者に工事発注したという。午前中に受講した子どもの貧困などの対策とのギャップでギャフンとなってしまった。その後、千の杜学びの(石巻市大街道西)、寒さ厳しい中ですが、名曲の演奏をBGMに頑張っている姿や地元でのワンコイン祭り。つくづく乖離している現状に打破せねばと感じた。

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