2月28日(水)馴れ合い
河北新報を見てびっくり。『「新駅にトイレ設置要望あるが…」秋田市議会やらせ質問を議員へ依頼、市側は否定』の記事だ。『27日にあった秋田市議会2月定例会の代表質問で、市が同市泉・外旭川地区に計画するJR奥羽線の新駅設置を巡り、市当局が質問を作成し、市議に質問するよう依頼していたことが議会関係者への取材で分かった。新駅は3期目の穂積志市長が2009年の初当選時から掲げる公約。議会からは「自作自演」「議会への介入だ」といった批判が上がっている。市が依頼したとされる質問は「地元から(新駅に)トイレ設置などを求める要望が出ているが、予算内に収まるのか」などの内容。依頼を受けた市議は断り、27日は最大会派の別の市議が質問。市当局は「事業費の増加が見込まれるが、できるだけ応えられるよう努める」などと答弁した。』と。今回の市の対応について市当局と市議会のなれ合いになると指摘されている。
さて、果たして秋田市議会だけであろうか。昨日も指摘したが、石巻市新蛇田地区の復興公営住宅の建設事業で市に損害を与えたとして、元市議が亀山紘市長を背任の疑いで仙台地検に告発した件では、買取金額の増額に必須の要件である運営委員会がさ招集されていない。言論の府が議会で行政のチェックとして手続きを重んじなければならない。公金を扱う重要性を認識せねばならない。震災前、公金をめぐってタクシー券の使用で喧々諤々論じたことがあったが、その金額どころではない。ゆるみで崩壊することは多々ある。自己に厳しくだ。