4月18日(水)再生

 日本経済新聞春秋に「深い山すそをおおった霧が集まり、時をかけて流れを作る。やがて、とうとうたる大河となり、動物やら人間の営みをよそに海原へといたる。日本画家、横山大観の大作「生々流転」を見た。縦55センチ、長さ40メートル超の水墨の絵巻は、東京国立近代美術館に展示されている。作品の終わりの方では、水をつかさどる竜が天へおどり上がっていた。大海からの気化でまた雲が生まれ、それが地をうるおすという「死と再生」の思想が表現されているらしい。大観は雄大な景観とその移り行きを描きつつ、見る者に人の世や命のありようも感じてほしかったのに違いない。単色の奥深さに心奪われる・・・」と、広大な横山作品を表現している。著者の表現のように「死と再生」、命のありようが被災地にとっても必要だ。お会いする方々が再生に対して期待しておらず不満が多い。再生へは大義やビジョンが必要だ。課題の大きさを知るが、愚直に前進だ。

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