5月4日(金)討議
一部の小中高校で始まっているアクティブ・ラーニングだが、一方通行の教え方ではなく、グループ討議や体験学習を通じて子供たちの理解を深める方法で行う。新学習指導要領に盛られたこの教育方法が盛り込まれたが、日本経済新聞春秋に面白く扱われていた。『松陰は討論を重視した。「沈黙自ら護るは、余甚だ之れを醜む」と記しており、師弟や塾生同士が活発に議論して鍛え合うことに力を入れた。作家の古川薫さんは著書「松下村塾」の中で、松陰がめざしたものを、「坩堝の中で融けあうような活気あふれる教学の場」と表現している。何よりも考える力を求めたのだろう。・・・』と。結びに『多忙な先生たちの間では、グループ学習をすればそれでよし、とする恐れもありそうだ。子供たちの力を引き出す工夫が教員にないなら、新指導要領のいう「深い学び」は望めまい。松陰は塾生一人ひとりを観察し、資質を見極め、長所をほめて伸ばすことに努めていた。「教え授ける」という態度はここでもみられない。』常道の通り進めないと大きなしっぺ返しとなる。大川小学校の判決後の対応も討論ないようでは、議会の存在が危ぶまれる。議場で責任を果たせない議員は次にチャレンジする資格はないはずだ。市民の冷めた目は、見ぬようにしてしっかりと見ている。