6月1日(金)定石

 東松島市立野蒜小学校では、東日本大震災でいったん学校に避難した児童が、同級生の親に引き渡されて浸水予想区域に囲まれていた自宅に帰り、津波に巻き込まれて死亡した裁判で、1審と2審は、学校側は災害時に児童を引き取ることになっていた家族が来るまで児童を保護する義務があったとして、市に2600万円あまりの賠償を命じた。これに対し、市は上告していましたが、最高裁判所は、5月31日、上告を退ける決定を出し、市に賠償を命じた判決が確定した。東日本大震災の津波の被害をめぐる裁判で自治体に賠償を命じた判決が最高裁で確定したのは初めてだ。仙台のご指南役から連絡をいただいた。
 さて、これからの活性化策について懇談、午後からは、子どもの貧困問題解決に向けたシンポジウム2018in石巻第1回 今、改めて考える子どもの貧困に出席。厚労省の発表によれば2015年で相対的貧困率13.9%で7人に1人。うち、ひとり親世帯が9割。セーブ・ザ・チルドレンの石巻市の2018年の給付型緊急子どもサポートで受給状況は、333世帯363人。実に10.7%となっている。保護者の情報の受け取り方など課題はいっぱいだ。夕方は、女川ゆめハウスで東日本大震災から7年2ヶ月以上経過して、キャンナスや防災減災、地域コミュニティなど話題は尽きない懇談会。夜は、石川で一献。

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