9月9日(日)光
暗い話題が多い中で、朝いちばん、テニスの全米オープンの模様を伝え、明るい光が入った。『ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで女子シングルス決勝が行われ、第20シードの大坂なおみ(日清食品)が日本選手として男女を通じて史上初の四大大会シングルス優勝を果たした。第17シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)を6-2、6-4で破った。』日本女子で初めて四大大会を制した偉業は素晴らしい。試合後に、大坂選手が会場脇に設置されたインタビュー席に姿を現して満面の笑みでトロフィーを掲げると、集まったファンから一斉に「ナオミ・コール」が鳴り響き、こちらも感激。
さて、荻浜羽山姫神社祭典に招かれ祝辞。あいにくの天気だったが、会場となった「はまさいさい」で、昨夜一緒になったおしかリンクや松山大学生の皆さんや東京からツアーで駆け付けた方々など大勢で祝った。日本経済新聞春秋に宮城県気仙沼市の階上中学校の卒業式の答辞を紹介していた。『ここにも「天」の言葉がある。「苦境にあっても天を恨まず、運命に耐え、助け合って生きていくことが、これからの私たちの使命です」。悲しみの中で前に進む強い思いが感じられた。地震も噴火も暴風雨も、地球にとってみれば地表でたまたま起きる小さな変化にすぎないのだ。それが大災害となって牙をむく。人間が抗(あらが)えない大きな力が天だとするなら、なんと無慈悲で理不尽なものなのか。そのたびに私たちは立ち尽くし、嘆き悲しむしかない。いたわり合い支え合う力だけが、希望を与えてくれる。』と。地域の人々は、着実に前を見つめて歩んでいる。直会で明日への光を見た。