10月18日(木)サーキュラー・エコノミー
東京大学名誉教授、月尾嘉男さんの「雑学コラム」で、来週の22日月曜日と、23日火曜日に横浜で「第2回世界循環経済フォーラム」という国際会議が開催されることを紹介していた。第1回目のフォーラムは、フィンランドのラハティというノルディックスキー世界選手権が何度も開催されている都市で開催されている。
さて、循環経済という聞き慣れない言葉は、英語では「サーキュラー・エコノミー」と言い、これまでの物質を使い捨てる経済ではなく、物質を循環利用して環境を保護する新しい経済を創り出そうという活動だそうだ。資源を使い捨てる直線経済の社会から資源を再利用する循環経済の社会に移行させることでその背景にあるのが直線経済の無駄の事例でいくつか紹介があったが、中でも、これまで廃棄していたゴミを有効な製品に転換する活動も始まっています。アメリカのフェニックスという都市では街路樹のヤシの木の葉が枯れて落ちてくると、費用をかけて埋立地に運んでいましたが、細かく砕いて他の材料と混ぜて家畜の餌として売り出したところ、年商10億円以上のビジネスになっているのが印象的だった。サーキュラー・エコノミーを改めて活用する新ビジネスを興したい。