7月18日(木)松本市

福井市から、石巻市議会人口減少対策特別委員会の行政視察で長野県松本市「地域公共交通の取り組みについて」。
はじめに松本市議会建設環境委員会犬飼明美副委員長から松本市の概要を含めた歓迎の挨拶をいただいた。
松本市は、本州及び長野県のほぼ中央に位置し、平成17年4月1日と平成22年3月31日の合併により人口は24万3千人、面積は978.47平方キロメートルとなっている。
調査事項について、建設部交通安全・都市交通課清本和希主任からご説明いただいた。松本市次世代交通政策実行計画(松本市総合交通戦略)のもと、松本市及び山形村全体の公共交通に関する整備・利用促進等を進めるため、松本市地域公共交通網形成計画を策定された。交通空白地帯の解消及び交通不便者等の生活に必要な移動の確保などの問題に取り組んでいます。
地域公共交通網の構成要素となる地域公共交通は、(1)〜(4)となっています。
(1) 鉄道(JR 篠ノ井線、JR 大糸線、アルピコ交通上高地線) 鉄道は、市内の移動のみならず他都市との広域移動を担う公共交通機関です。大量の移動需要に対応できる幹線としての役割を担います。
(2) バスは、地域内の移動を担い、市内の幹線としての役割から各地域における移動まで幅広い需要に対応します。民間が運行する路線バス、本市が運行する市営バスのほか、本市及び山形村が運行補助するコミュニティバスなどがあります。そのほか、地域が主体となり運営する地域主導型の公共交通を含みます。
(3) タクシー バスや鉄道では対応が難しい少量で多様な移動需要に対応し、よりきめ細かいサービスを提供する公共交通機関とします。
(4) その他 バス事業者やタクシー事業者ではまかなえない地域住民の少量の移動需要や特定の利用者の移動需要への対応を行います。運営主体は、地域住民組織や非営利活動法人等が想定されます。
時刻表の作成、地域の取り組みによる利用促進事業、ノーマイカーデー推進事業、シェアサイクル事業やLRT・BRTなど多彩に取り組んでいます。住民バス運行やスクールバスなど質疑応答があり、同課 中嶌一生係長さんから少子高齢化・人口減少の影響の厳しい現状が顕著になっている現状と今後の対応についてお話いただき、終了後市役所向かい松本城をご案内いただき、観光やインバウンドの来客の多さだ。小学生の御一行は、東京から林間学校で来たと。偶然にも児童のおじいさんの実家が石巻市内の石屋さんだった。公共交通も観光はじめ利用者が多いと財政負担も少なくて済む。プロを含めて、対応をしっかりとしたい。

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