3月18日(水)波紋

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、米国や欧州で外出の制限や禁止の動きが一気に拡大し、フランス政府は、少なくとも15日間の外出制限を全土で開始。米最大都市ニューヨーク市のデブラシオ市長は外出禁止令の施行を検討していると明らかにした。欧州連合(EU)は非EU市民の不要不急の入域を30日間、原則禁止するとの欧州委員会提案を承認した。近く実施する見通し。
 それぞれ極めて異例の厳しい措置で、既に悪影響が出ている世界経済や市民生活に一層の打撃となりかねない。欧州全域では死者が3千人に迫っており「ウイルスとの戦い」を優先した形だと河北新報が報じていた。朝から晩までコロナ、コロナのニュースで市場はもちろん経済まで左右されている。ずっと以前に感染列島を読んだが、現実と重なる。政府は、水際対策をさらに強化するためヨーロッパのほとんどの国々やイランなど合わせて38か国からの日本人を含む入国者に、指定場所での2週間の待機を要請することなどを決めた。また安倍総理大臣は、全世界を対象に「感染症危険情報」の「レベル1」を出し、すべての海外への渡航の是非や延期の必要性を検討するよう注意喚起する考えを示した。ピークが見えない中、本日もイベント中止の封書が…。県内の小中学校などで臨時休業が続けられる中、涌谷町では、本日から小中学校の授業を再開した。判断基準を明確にし、対応すべきだ。波紋を呼んでいる。

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